立志教育なんだ・・・

9月も後半に入り、弊社も52期の初月が終わろうとしています。9月6日に第52期を迎えるにあたり、経営計画発表会を開催し、「付加価値提案でおもしろ楽しく真剣に!」をテーマに今期をスタートさせました。

弊社も中小企業にてアベノミクスの波にはなかなか乗れませんが、毎日を楽しく、創注(CS)と大家族主義(ES)の両輪で日々ささやかながら成長していると思います。

先日、岐阜に大物政治家が来られ、講演会に参加させていただく機会がありました。元内閣総理大臣で2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員長を勤められている森喜朗さんで1000人を越える方々が一同に集まりました。

政治家らしい気遣いあり、オリンピックの誘致から少子高齢化など政局の話を中心に楽しく聞かせていただけた。その中で、教育の話が出てきて特に関心を持って聞き入ってしまいました。弊社も紙を扱う会社として教育とは切っても切れない間柄。「紙ふぶきアート」もその一環でサポートさせていただきました。

『世界20カ国の青少年に「先生を尊敬しているか」質問したところ、「はい」と答えた割合は、韓国、アメリカ、EU(欧州連合)の80%以上に対して、日本はわずか21%の最下位である。19位の国ですら、70%が「はい」と答えているのに、20位に日本は、恐るべき最下位である。 また、「親を尊敬するか」の問いには、世界平均は83%なのに、なんと日本では25%だ。

さらに大きな問題は、日本の高校生の自己評価の極端な低さである。現在、日本の高校生の66%が自分は駄目な人間だと思っている。その割合は、アメリカでは22%、中国にいたってはわずかに13%である。この原因は、いろいろ考えられるが、、戦後60年の教育の中で、人間として真のあるべき姿を、大人や先生が充分に教え、示してこなかったからではないか?』

と言う内容のお話をされました。これは、産経新聞のコラムからの抜粋らしいですが、人間が本当に生きる意味や価値を知り、そして目標や志を持って今を生きることの大切さ。結果だけや見栄だけの受験や塾通いに追われても、志もなく間違った目標に向かって貫いていては本当の価値は見出せない。失望や無気力感でゴールが見えずに迷走し、現代の犯罪に繋がっていくのではないかと改めて思いました。師匠の臥龍さんが推奨し、精力的に活動されている「立志教育」の大切さを改めて認識することが出来ました。

社会全般が間違った戦略を推奨し、社会の流れで学校も家庭も間違った戦術で子育てをしてきている流れが上記のような結果をもたらせているのではないかと感じています。志を持ち、お役立ち山を登る為に何をすべきか?登る為に必要な知識や力量をつけるために勉学に励む。いい大学に入っても入るまでの目的や志がしっかりしていなければ意味がない。言われた事をやっているだけでは楽しくもワクワクもしない、結果が出ても脱力感だけではないか?

是非、立志教育にて子供が夢に向かって楽しく学び、それを支援する先生も親さんも感謝される社会が来ることを信じ、応援していきたいです。

こんなことを思い起こさせていただいた森元首相に感謝し、2020年の東京オリンピックを一国民とし応援し楽しみたいです。感謝!!