大寒波到来。桜島(鹿児島)の雪化粧を初めて見た。三宅島(東京)でも雪が舞ったそうだ。南国愛媛では路面が凍結。愛媛の人がスタッドレスタイヤを持っているとは考えにくいので、市街地ではチェーンの音が「シャンシャン」鳴り響いていた事でしょう。我々雪国?の住人であっても雪道の運転は慎重になる。圧雪にハンドルを取られヒヤリとしたり、“ガタガタ”揺れる上下運動は、内蔵がシェイクされ酔いそうだ。多分、雪道を運転した経験の少ない愛媛の人は、この大雪に四苦八苦した事だろう。
さて、四苦八苦すると言えば、雪の日の水道管凍結も困りもの。この寒波に備えてT社のM氏は、普段より早く会社に行くため早起きをした。準備万端、愛車のエンジンを掛け、屋根に積もった30cm近い雪を水で流し落とそうとホースを手に取り、蛇口を捻った。“うん?”ホースの先からは水がチョロチョロと流れ出すだけだ。それはまるで前立腺肥大が引き起こす“頻尿”の様に頼りない流れ。何事?。と、M氏がいぶかしんでいると、手にしたホースに何やら振動が…。次の瞬間、突然ホースの先が蛇の様に踊り出し、水圧に押し出された氷塊が飛び出した。一面の水浸し。結局、“冷や水”を浴びせられたM氏は、ズボンをはきかえ会社に向かった。幸い早起きのお陰で遅刻する事はなかったそうだ。
さて、そんなM氏に雪の日の水道管に関する助言。①元栓はしめるべし。②表に露出している水道管には防寒対策をするべし。③ホースの中には“水”を残すべからず。④凍結した場合は蛇口を開き、布(タオル)を掛け “ぬるま湯”をゆっくり注ぐべし。決して、熱湯を浴びせぬこと。以上、冬の日の水道管凍結に関する助言でございます。
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