先日、テレビで中国のコンビニ戦争を特集していた。今、上海市内にはコンビニが4,500店もあるそうです。中でも外資系として「ローソン」「ファミリーマート」が出店攻勢をかけ続けているらしい。一方、守る側の中国は政府系のコンビニチェーン「好徳」が、店先に“米”や“タマゴ”を並べ、お客を呼び込もうと四苦八苦している。形勢は断然外資系が有利だが、中国お得意のコピー作戦で販売方法や接客方法を吸収し、いずれ外資系コンビニを追いやる算段のようだ。
さて、日本のコンビニはどうだろうか?。皆さん知っての通り、コンビニ1号店は、セブンーイレブンです。1974年5月に、東京江東区の豊洲にひっそりオープンしたのが、その始まりです。1974年と言えば、不滅のヒーロー長島茂雄がジャイアンツを引退した年です。また、小野田少尉がフィリピンから帰国したのもこの年です。ついでに筆者が幼稚園年長組だったのもこの年です。それくらい昔にコンビニが日本に上陸していたのです。その後、皆さんがご存知の通り、30年間で“業界売上7兆5000億”“コンビニ総店舗数42,800軒”の一大産業?となりました。しかし、最近のコンビニ経営は苦しいようで、売上は前年比横ばい、店舗数も横ばいだそうです。そんなコンビニですが、皆さんはコンビニの一日の平均的な売上をご存知ですか?。公になっている数字を紹介しましょう。まず業界1位のセブンーイレブン(売上2兆3,431億/シェア31.2%)は、日商64.7万円でダントツトップ。業界2位のローソン(売上1兆2,850億/シェア17.1%)は、少し低く日商48.4万円。業界3位のファミリーマート(売上9,544億/シェア13%)は、日商46.4万円。業界4位(売上8,838億/シェア12.1%)のサークルKサンクスは、地域性が手伝ってか日商49万円と善戦。これはいずれも平均的な日商且つノルマです。50万、結構大変な金額ですよね。
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