はなしのたね。2005.vol.15
1:「徐福」のはなし。
新緑が眩しい季節です。芽吹いた木々は、生命の活力を感じさせ実に若々しい。人もこの季節になると、何となくリフレッシュされ、活力がみなぎって来るものです。
さて、今から2200年前に秦の始皇帝の命を受け、中国の東方海上にあるとされる“蓬莱山”に“不老不死の霊薬”を探しに行った男がいました。その名は “徐福”。徐福は、童男童女数千人を引き連れ、蓬莱山を目指し、東方海上の島国・日本にやって来たとされる。その為、日本各地に徐福伝説が多く残っている。中でも和歌山県新宮市には、徐福を祭った神社まで存在する。その昔、新宮市のある熊野地方一帯には緑鮮やかな木々が生い茂っていたという。この木を一目見た徐福は、これは不老不死の薬に違いないと思い、この木を薬に用いた。それがクスノキ科の「天台(てんだい)烏薬(うやく)」。根は肝臓やリウマチに効く漢方薬として利用され、葉はお茶として愛飲された。昔の人も「不老不死」を願った。緑鮮やかな木々を見て、薬にしたくなる気持ちも分からなくはない。科学の発達した現在では、西暦2030年には細胞が老化しない薬が開発されるという。不老不死ではないが、不老長寿までも人は手に入れる事になる。貴方は人生150年時代が到来したら、どのような人生設計をたてますか?。私は今から眠れぬ夜が続きそうです。

2:「IKEA」のはなし。
 外国の量販店やスーパーなど、なかなか日本市場に参入できない。やはり、日本独特の消費パターンのせいだろう。日本のスーパーは、生鮮食料品を主体に販売している。一方、欧米のスーパーは加工食品を主体に販売している。このノウハウの有無が日本市場での勝負の決め手になっている。カラフールもウォルマートもこの点で四苦八苦しているのだ。さてそんな中、今注目を浴びている外国企業がある。スウェーデンの家具メーカー「イケア」がそれである。2006年に千葉県の船橋(元ザウス)を皮切りに、日本展開を目論んでいる。この会社の凄い点は、洗練されたデザイン力と、素材の良さ、そして破壊的な価格体系。この3つの武器を手に、世界32カ国(202店舗)を席巻している。イメージするなら、無印良品とニトリが合体したブランドです。多分、多くの日本人が「イケア」にインスパイアーされる事でしょう。
3:「ちょいスケ」
近隣のちょっとしたイベント情報を掲載する「ちょいスケ」。何卒ご愛顧のほどを…。
【つちのこフェスタ】5/3(火)の休日に、9:00~15:00迄、ツチノコの村として全国的にも知られる岐阜県加茂郡東白川村において「ツチノコ捜索」が開かれます。見事ツチノコを見つけた方には漏れなく現金「116万円」進呈されるそうです。他にもバザーやステージショウなどが開かれます。問い合せ先は、東白川村役場 産業振興課 商工係(電話 0574-78-3111)へ。

4:「花種寄席(はなたねよせ)」
★振り込め詐欺の電話があった。「娘さんが事故を起こした」というもので、ニセの娘役はただ泣くばかり。一瞬信じかけたその時、電話口の男がこう言った。「私は、京都県警の者です。」それはない!。
5:さらりーまん川柳
「ノー残業 お持ち帰りで フル残業」
「参観日 息子も同じ 窓際だ」
「弁当は? 『はい』と手渡す 五百円」