はなしのたね。2005.vol.29
1:「プッシュ戦略とプル戦略」のはなし。
 現在のビジネスにおいて、マーケティングの重要性は認識されています。中でも、プロモーション(宣伝広告)は売上増に欠かせない活動です。このプロモーションには、大きく分けて2つの概念があります。1つは、プッシュ戦略。もう1つがプル戦略です。
 プッシュ戦略とは、メーカー→卸業者→小売業者→消費者へと、生産サイドから流通を通じて消費者へと発信するメーカー主導のプロモーションの事です。例えば、メーカーが卸業者に“商品説明のレクチャー”や、“値引きの設定”“報奨金(インセンティブ)の援助”などを行い、販売店の尻を叩いて行うプロモーションです。従って、プッシュ戦略は“人的宣伝”と言えます。
一方、プル戦略とは、メーカーがマスコミ(TV、雑誌など)を使い、需要を喚起する戦略です。テレビでイメージコマーシャルを流し、それを見た消費者が欲求を満たす為に、その商品を小売店へ買いに行く。つまり、お客を店に引き込み(プル)売るという方法です。
 しかし、これらの戦略は、単一で行うものではありません。より効果的にするため、プッシュ戦略とプル戦略を複合的に行います。その際には、製品の特性や、他社商品の競合状態などを考慮してバランスよく行う事が大切です。プロモーションもさまざまです。

2:「ちょいスケ」
近隣のちょっとしたイベント情報を掲載する「ちょいスケ」。何卒ご愛顧のほどを…。
【企画展/日本の現代陶芸・海外の現代陶芸-迫力の時代】滋賀の焼き物と言えば、信楽焼。その信楽の地に“滋賀県立・陶芸の森” というのがある。陶芸館、産業展示館、研修館の3つからなる博物館で、観て良し、学んで良し、こねて良し。現在、この博物館の陶芸館で「企画展/日本の現代陶芸・海外の現代陶芸-迫力の時代」が開催されている。国内外を問わず、現代陶芸の修作を展示するもの。平皿や茶碗など美濃焼きや瀬戸物もいいですが、モダンな陶芸も面白いですよ。場所は滋賀県甲賀市信楽町勅旨2188-7(滋賀陶芸の森)電話0748-83-0909

3:「花種寄席(はなたねよせ)」
★カタカナ言葉を文字にするのが苦手な母。コミュニケーションをコニュミケーション、レクリエーションをリクレエシヨンと書いてしまったりする。その母が買い物するものをメモ用紙に書き出していた。見てみると「歯磨き、歯ブラシ、リンス、…」そして、「トマァート」と書かれていた。なんでそこだけ発音こだわって書いてんねん!そこはトマトでいいやろ!
★どうした訳か漫画の誤植によく出会う。「どうした?」が「とうした?」になっていたり、「出しゃばる」のルビが「だしゃばる」になっていたり。そして今日、とうとう「もちろん」というセリフが「もろちん」になっているのを見つけてしまった。いい場面だっただけに、笑いが止まらなかった。

4:さらりーまん川柳
「明細の 税の欄だけ 濃く見えて」
「税改正 それをやるなら 税返せ」
「政治家に 一番欲しい 記憶力」