はなしのたね。2005.vol.31
1:「台風」のはなし。
 超大型台風14号の爪痕が痛々しい日本列島。特に九州地方では、裏山が崩れたり、堤防が決壊したりと大変な事になっている。中には胸の高さまで浸水した家屋もあり、その被害は甚大だ。そう言えば、米国ニューオリンズでは、台風カトリーナによって数千人の死者が出たと聞く。あの文明国アメリカで…。これらの大型台風は、地球温暖化による海水温の上昇が起因していると言われます。神様は、海水温1℃のサジ加減で人間をもてあそんでいるのではないでしょうか?。
さて、“台風”と言う呼び名に疑問を感じませんか?。何で“大風”ではなく、“台風”なのか。ちょっと調べました。そもそも“台風”という呼び名は、中国の台湾や福建省で使われていた“大風(タイフーン)”が語源になっています。ヨーロッパ人がこの言葉の音だけを拾い、“typhoon”(タイフーン/英語)という言葉を誕生させました。この後、日本へ外来語として入って来た“タイフーン”に“颱風”という漢字を当てたのです。そして、簡略され“颱”→ “台”となり、今の“台風”という文字になったのです。
次に科学的な話。台風の規定をご存知ですか?。台風とは、赤道近くで発生する低気圧を“熱帯低気圧”と呼びますが、このうち北西太平洋で発達して中心付近の最大風速がおよそ17m/s以上になったものを「台風」と呼びます(アメリカのハリケーンは風速30m/s以上のもの言う)。台風は上空の風に流されて動き,また地球の自転の影響で北へ向かう性質を持っています。その為、春先に通常東風が吹いている低緯度(赤道の上付近)で発生した台風は西(フィリピン方面)へ流されながら次第に北上します。上空で強い西風(偏西風)が吹いている中・高緯度(沖縄南方)で台風が発生すると、台風は速い速度で北東へ進みます。つまり、日本列島を舐めるように移動するのです。一年間に平均30個の台風が日本周辺にやっていきます。現時点ではまだ半数しか来襲していない台風。まだまだ油断めさるな。

2:「ちょいスケ」
近隣のちょっとしたイベント情報を掲載する「ちょいスケ」。何卒ご愛顧のほどを…。
【第14回岐阜県スポーツ・レクリエーション祭】平成17年9月23日(祝)、岐阜メモリアルセンターにて様々なレクリエーションが体験できるフェスティバルが開催される。(問)tel.058-233-8584

3:「花種寄席(はなたねよせ)」
★衆院選が近づくなか、某党の街宣車に「郵政民営化はやめるべき」と書いてあった。「郵政民営化は止めるべき」なのか「郵政民営化早めるべき」なのか、どっちなんじゃい!と思わず突っ込んでしまった。
★我が家は果物屋。以前、うちにいたバイト君の一言。お客さん:「このミカンと、こっちのミカン、どっちが美味しいの?」バイト君:「すっとこどっこい同じ位美味しいですよ」お客さん:「へぇ??」店主:「それを言うなら、どっこいどっこいだろー!」私:「すっとこどっこいは、お前じゃー!」と心で叫ぶ。私はそれ以来、嫌な事があった時は、彼の一言を思い出して気分転換しています。

4:さらりーまん川柳
「ヨン様かあ オレは我が家で ヨソ様さ」
「もう来るな 地震台風 請求書」
「妻パート オレは日当 子はニート」