はなしのたね。2005.vol.35 |
1:「窮すれば則ち変じ、変ずれば則ち通ず」のはなし。 |
“窮すれば則ち変じ、変ずれば則ち通ず”事態がどん詰まりの状態にまで進むと、そこで必ず情勢の変化が起こります。そして、その変化が発端となり、また新しい展開が始まる、という「易経」の言葉です。易経は、儒教の教本「四書五経」のうち、五経の筆頭に挙げられる本です。その易経によれば、これは人間世界を貫く不変の法則だと言います。確かにそんな気がします。 我々が一番身に付けたい処世術は、やはり“窮した時の対処法”だと思います。つまり、どん詰まりの状態の時にこそ、最善の策をめぐらせ、対処するのです。たとえ大人物であっても、対処法を誤ると、身を滅ぼすような大変な事態になります。易経によれば、窮した時には、慌てないで情勢の変化を見る(時流を読む)事が必要と説いています。ただし、指をくわえて待つだけではいけません。易経曰く、「君子は器を身に蔵し、時を待ちて動く」。つまり、待ちながらも自分の器を大きくする努力をしなさいと言っています。情勢の変化に応じて、次の一手が出せるようにスタンバイしておくという事です。 さて、阪神タイガースの親会社である阪神電鉄。自社株の38%を握られ、村上さんに攻められっ放しです。タイガースの上場話や、資産(球場など)の証券化など色々な噂が飛び交っていますが、こんな時にこそ「君子は器を身に蔵し、時を待ちて動く」が如く、対処していただきたいです。 |
2:「ちょいスケ」 |
近隣のちょっとしたイベント情報を掲載する「ちょいスケ」。何卒ご愛顧のほどを…。 【清見クラフト展】10月22日(sat・12:00~17:00)、23日(sun・9:00~15:00)の両日、高山市清見町において、全国から約60の工房からクラフトマンが集い、生活雑貨・家具・陶器・ガラス細工から染め物までを展示・販売・実演します。また、体験コーナーもあり、もの作りを実体験する事もできます。場所は、ウッドフォーラム飛騨(高山市清見町三日町165)。 (問)高山西商工会tel.0577-68-3366。 |
3:「花種寄席(はなたねよせ)」 |
★小学2年の孫が、音楽鑑賞シートを持ち帰ってきた。“曲目「トルコ行進曲」”の感想欄に書いてあったのは、「うるさい」の一言だった。 ★LAの美術館で、イチャイチャ絵画鑑賞をしていた金髪カップルの彼氏のTシャツには“求日本人彼女”というメッセージが書かれていました。 ★先日、デジカメを最新機種に変えました。昨夜、鈴虫の羽化を見ていると娘が「おとうさん!写真!写真!」と言うので「接写、まだ勉強してなくて…」と答えると、「おぬし、やるな!」と1人で笑い転げておりました。 |
4:さらりーまん川柳 |
「お隣の 夜泣き聞きつつ 懐かしむ」 「肩落とす 息子に過去の 自分見る」 「くれるなら どっちを取ろう 時と金」 |