昔から、ペットと言えばやはり犬。周囲の状況を察知するしっかりしたところを見せたかと思えば、時に無邪気に甘えて見せたりと、その純粋さに惚れ込んで目一杯の愛情を注ぎ込んでいる飼い主も多いのでは?とは言っても、持ち前の好奇心から、飼い主が大切にしている物で遊ばれてしまったり、どこかへ持って行かれたりすることもしばしば。英国のドッグフードメーカーがこのほど、こうした犬の行動についての調査を行い、飼い主の“年間損害額”を試算しました。その結果、英国全体の損害額は年間3,300万ポンド(約45億円)に相当することが分かったのです。
この調査は、英ドッグフードメーカーのBakers Completeが実施したもの。英紙メトロによると、多くの犬が最も興味を抱くのが「下着」。実に全体の74%の犬が、飼い主の下着を持ち去った経験があるそうです。また、11%の犬は現金や宝石といった高価な品物を定期的にどこかへ持って行くとも。このほかにも「スリッパやテレビのリモコン、おもちゃ」といった日常の中で使われる小物類も犬が興味を持ちやすいのだとか。さらにデイリー・メール紙では、物を盗りやすい犬種のランキングも発表されていて、犬種の比較では、最も物を盗りやすいのはパグ、以下、コッカースパニエル、ラブラドール、シーズーの順なんだそう。
いくら犬が賢いと言っても、飼い主がきちんとしつけをして、住んでいる環境に適応させなければ、本能的な行動に出るのは当然のことです。動物行動学者によると、犬がこうした行動をするのは「退屈で、楽しみを求めている行動」なんだとか。もしペットの犬が頻繁に物を持ち去るようなことがあれば、飼い主の愛情が不足しているのかもしれません。ちなみに我が家で飼っていた犬(雑種)は、どこから拾ってきたのか、小屋の中からチャゲ&飛鳥のCDが出てきたことがありました。(N)
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