はなしのたね。2011.vol.19  
1:「間違った認識」のはなし。
ふとした勘違いは誰にもあることですが、意味を間違えて使っている言葉や、思い込みで覚えてしまっている知識というのも多くあるはず。
・語句編
【懐石】・・・豪華な料理×|簡素な料理○ 懐石料理と聞くと豪華なイメージですが逆なんです。
【辛党】・・・辛いものが好きな人×|甘いものより酒類が好きな人○ 「甘党」も「辛党」もお酒が基準。
【失笑】・・・冷たく笑う×|笑いを堪えきれず吹き出すこと○ バカにした笑いのようなイメージですが。
【姑息】・・・卑怯、ずるい×|その場逃れをする○ 「姑息な手段」などよく使うので間違えやすい。
【御足】・・・足の尊敬語×|お金○ 足を丁寧に言うと「御御足(おみあし)」になります。
【さわり】・・歌の始まり、一部分×|歌のサビ○ 本来は一番盛り上がる部分を指す言葉です。
【役不足】・・役目に対して能力が足りない×|能力に対して役目の方が軽すぎる○
・知識編
【「完璧」の「璧」は「壁(かべ)」という字ではない】よく見ると確かに違います。
【コンセントを差すのではない】コンセントにプラグを差しているのです。壁にある穴の方がコンセント。
【イナバウアーは仰け反る技ではない】足を前後に開き、つま先を180度開いて真横に滑る技。荒川静香さんは上半身を反らせてやっていたけど、別に反らさなくてもイナバウアーはイナバウアー。
【どんぐりころころ どんぐりこ、ではない】正しくはどんぐりころころ どんぶりこ。「どんぶりこ」とは水に音を立てて落ちるさまを言います。
【断トツトップ】「断トツ」という言葉自体が「断然トップ」の略なので、断トツトップでは「馬から落馬」や「危険な危なさ」と一緒になってしまいます。(N)

3:ハナタネ寄席
★「あたかも」を使って文章を作りなさい、という国語のテストの問題に対して友人は、『机の上に消しゴムがあたかもしれない』と答えていた。
4:さらりーまん川柳(第一生命より)
「部下からの 遅刻のメール 渋滞なう」

「相撲にも この技無いよね 丸投げは」

「単身で 増える出費に 減る愛情」