今回の内容、女性にはちょっとピンと来ないお話です。
公衆トイレの男性用小便器に書かれている「的」がありますね。一般的にはターゲットマークというらしいです。これがあると、男性が的をめがけてオシッコをするため、便器からオシッコが漏れる事態が激減するという、かなり便利な代物。ターゲットマークの歴史は意外に古く、便器メーカーのTOTOでは1980年代後半から、ハエや◎(二重丸)のマークを焼き付けたものを販売していて、日本で本格的に普及したのは5年ほど前。関西国際空港で導入されたのがきっかけの一つだとか。
現在は便器に貼り付け可能なシールタイプが普及しており、男心をくすぐる様々なバリエーションが生まれています。最近人気を博しているのが、オシッコをかけると色が変わる、可変型のタイプ。例えば、炎のターゲットマークにオシッコをかけると色が薄くなり、本当に「消火」したかのような気分を味わうことができます。男なら子供のころ、消防士に憧れた方も多いと思いますが、そんな昔の夢を叶えてくれる一品と言えます。この技術を応用し、最初は黒く塗りつぶされているが、オシッコをかけると中から「当」とか「777」といった何やらおめでたい文字が浮き上がってくるタイプもあり、こちらはギャンブル好きにはたまらない?
さて、最近 洋式便所では座って用を足す男性が増えているようです。特に家庭のトイレでは「掃除が大変!」という奥様の鬼の形相に負けて渋々…という方も多いのでは。でもこれ、女性の味方をするわけではありませんが、いかに汚れているかを裏付けるデータがあります。2005年にライオンが実施した調査によると、男性が洋式便器で7回(1日の平均回数)立って小用をした場合、床全体では約2,300滴の尿ハネがあることが分かりました。う~ん、予想以上のハネ具合。とりあえず、お母さん、奥さん、ごめんなさい。何だか家でオシッコするのが申し訳ない気分になる調査結果ですね。
ちなみに不肖・私の場合、平日は会社や出先で用を済ませてから帰宅し、帰宅後は入浴のとき風呂場でする!という荒技を使っています。よって私のターゲットマークは風呂場の排水口です。(N)
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