新聞等でも報じられていましたが、自動車保険の保険料が、今秋あたりからアップするようです。電気・ガソリン・小麦粉等々、生活を直撃する項目が続々値上げされた上で・・・これはえらいことです。「若年層のクルマ離れ」「高齢化社会の進展」等の社会環境の変化に加え、交通事故の急激な増加による保険会社の収支状況の悪化が背景にあるようです。車両事故についていえば、09年4月の事故件数が約47万件だったのに対し、10年10月には約52万件と、実に10%以上も増えているとか。
これほど事故が増えた原因としては、ETC利用時の高速料金値下げや一部無料化等によって交通量が増加したから、はたまた事故率の高い高齢者による運転が増えたからなどと言われています。しかし、個人的には原因はそれだけではない気がしてならんです。確固たるデータがあるわけではありませんが、私が思うところ、“携帯電話”や“ナビ”に起因する事故がけっこう多いのではないかと。
とくにナビについては、多機能なヤツだと、操作方法が複雑で面喰らいます。タッチパネルのボタンがいっぱいあり、時には画面自体が飛び出してひっくり返ったりする。その奥にまたボタンがある。先日、知人の車に乗せてもらってびっくりしました。さらにそのナビがまたやたらと喋る!駐車のときも前後左右の車にちょっと近づくだけでピーピーピーピー音が鳴る!運転してない私でも気が散ってしょうがありませんでした。
携帯電話も禁止されているにも関わらず、”ながら運転”は当たり前。車を端に寄せて電話している人もいますが、2車線のうちの1車線を潰していたりして、あれでは余計に危険!そんなこんなで、運転に集中できない状況が格段に増えている、これが事故急増の根源ではないかと確信しておるのです。ナビや携帯で事故の確率が上がり、それが原因で果ては保険料まで上がり・・・因果応報、自業自得と言うべきなのでしょうか。(N)
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