はなしのたね。2013.vol.30
1:「LINE疲れ」のはなし。
 便利なコミュニケーションツールとして利用者が増え続けている「LINE」。利用者は2億人を突破、無料であることに加え、大勢の仲間と同時に通話やメッセージのやり取りができることから、学生にも必須アイテムとなっています。ところが、相手にメッセージを読んだことを伝える「既読」表示機能が、精神的なプレッシャーとなるなど、“LINE疲れ”に悩む学生が少なくないというのです。
 送られてきたメッセージを開くと「既読」というマークが相手に表示されるのがLINEの既読機能。これは東日本大震災などの災害を教訓に、災害時に家族や友人の安否確認をできるようにするために導入されたそうですが、メッセージを開くだけで、相手に「既読」が伝わるため、そのまま何も返信しないと相手が気分を害するのではないかとプレッシャーに感じる学生が少なくないようです。実際、それがきっかけで信頼関係が失われたり、関係が悪くなったりして、いじめにまで発展したというケースもあるとか。最近は「既読」が表示されないようにするアプリまで登場しており、「既読」機能に苦痛を感じている利用者が少なくないのです。
 関西大学で行われたアンケートによると、まず「LINEを使用していますか」との質問に「使用している」と答えた学生は実に98%。「使用している」と答えた学生に対して「LINEの既読が気になりますか」と尋ねたところ「気になる」と回答した学生は76%に上り、「気にならない」の24%の3倍という結果に。「既読機能があるため、相手に返信しなければならないと思いますか」との質問には「思う」と回答した学生が80%を占めました。「既読が気になる」との回答数を上回っており、気にはならなくても返信が「ほぼ義務」となっている実態が浮かび上がります。
 「LINEを使ってグループで何かを決める際に、全員の既読がつかない時や、既読であるにもかかわらず返信をしてくれない時に、非常にストレスや疲れを感じてしまいます」 「忙しくて返信できない状況でも、すぐに返信しなければいけないと思ってしまいます」――― 学生たちからはこんな声が聞こえてきたそうで、彼らにとっては深刻な問題のよう。ただ個人的には、物事の決定や通常のコミュニケーションですらもLINEに頼ってしまう「ケータイ依存度」の異常な高さの方が、遥かに深刻な社会問題ではないかと・・・。(N)

2:「アタマの体操・シケパ(脳トレ編)」
 人間、読み書き算盤が肝心。脳を活性化しアンチエイジングに最適です。お役立て下さい。
【問題】
①「?」に入る漢字は?
②答えは①~③のどれ?
③何になる?

3:ハナタネ寄席
★あるところに、凄いマザコンの男がいたんだ。ぼくは彼にこう言った。
「キミは、凄いマザコンなんだろう?」すると、彼はこう言った。
「僕はマザコンじゃない、ママがそう言ってた。」

4:名言「3(ざ)」(ん)昧(まい)(作者不明の名言集)
1.「家族のあいだに調和が保てれば人生は成功だ。」
2.「力の行使は、いくら隠したとしても、抵抗を招く。」
3.「いかに話すかを学べ。そしてそれを学んだら、次はいかに教えるかを学べ。」

5: 
前回の答え
①「食」タツチ→太陽 月 地球→日食
②サイコロ
③平 清盛