はなしのたね。2014.vol.07
1:「華麗な演技の裏側で・・・」のはなし。
 冬季五輪の花形競技、フィギュアスケート。本格的に取り組むとなると、お金がかかるイメージが強いですが、五輪を目指すには、一体いくらかかるのか? 5歳で始め、20歳で五輪出場――という想定で試算してみるとこんな感じになるそうです。
 まず趣味で楽しむ程度なら、普通の習い事と同じ感覚で続けられます。靴はブレード(刃)とセットで約1万円から。あとは帽子と手袋があればOK。初心者向けスケート教室の月謝は、週1回で5000~8000円程度です。ところが競技選手になろうと思うと、クラブに登録して、日本スケート連盟のバッジテストを受けなければなりません。靴もジャンプやスピンに耐えるものが必要で、値段は1足約12万円からと一気にはね上がります。成長期の小中学生だと年に2足は必要だとか。そして上達に欠かせない個人レッスン代(30分2500~5000円)やリンクの貸し切り代(1時間2万~5万円)に加え、遠征費や、振り付け代(1曲20万~250万円)もかさみます。コーチの交通費や宿泊費も選手が出します。日本スケート連盟の強化選手に指定されれば、選手本人とコーチ1人分の遠征費などが支給されますが、トレーナーや親が付き添う場合は自己負担です。
 衣装代ももちろん必要。道具や衣装の値段はピンからキリまで。例えば衣装は、既製品なら数万円で済みますが、有名デザイナーに頼むと100万円近くかかることも…。負担を減らすため、トリノ五輪女子金メダリストの荒川静香さんはかつて、母親が手作りした衣装を着ていたことがあります。浅田真央選手(中京大)は、クラブの先輩だった伊藤みどりさんのお下がりを着て試合に出たこともありました。もちろん、すべてが自己負担ではなく、実績を積んでいけば、日本オリンピック委員会(JOC)や連盟の強化費、試合の賞金、スポンサーの支援などが受けられるようになります。最近は、中京大や関大などの大学がリンクを所有するなどして、練習場の使用料の負担は軽くなったそうです。それでも、経済的な理由で競技を続けられなくなり、卒業と同時に引退する選手も多いのが実情。伊藤みどりさんや高橋大輔選手(関大大学院)のように、選手をコーチが自宅に引き取り、面倒を見るケースもあります。
 ざっと見積もっただけでも、16年間の総額は1億円超。スポンサーがつくような選手は、浅田選手や高橋選手ら、ほんの一握り。アルバイトをしながら競技を続ける選手もいます。華やかな演技の裏側に、本人はもちろん多くの人々の支えがあるからこそ、選手は氷上で輝くのです。(N)

2:「アタマの体操・シケパ(脳トレ編)」
 人間、読み書き算盤が肝心。脳を活性化しアンチエイジングに最適です。お役立て下さい。

【問題】
①「?」に入る文字は?
②これ、何と読む?
③これ、何?

3:ハナタネ寄席
★ディズニーランドで 「おぅ、ネズ公。ちょっとシャッター押してくれや」とミッキーにカメラ渡した爺さんを見かけた。
4:今週の気になる数字
【43.7%】

20代男性の、「小用を足すときに座ってする」率。用の足し方まで草食系?

5: 
前回の答え
①ひっくり返すと「I Love You」
②宇宙(音読みして2文字目を頭に)
③土下座