はなしのたね。2015.vol.04
1:「肩こり」のはなし。
 「肩こり」は日本人の有訴者が挙げる症状の中で男性では2番目、女性では1番目と非常に頻度の高い訴えです。有訴者とは「ある地域の人口1,000人に対する、病気やケガ等で自覚症状のある者」のことで、ちなみに男性の1位は腰痛です。厚生労働省の調査によると、この有訴者は人口1,000人あたり322人。およそ3人に1人は何らかの自覚症状があるということになります。
 「肩こり」の原因は様々ありますが、首や背中が緊張するような姿勢での作業、猫背や前かがみなど普段の姿勢が悪い、運動不足、精神的なストレス、なで肩、ショルダーバッグ、冷やしすぎ、等。そもそも人間の頭は5~6kgほどあり、それを支えている首や肩には、何もしていなくても相当な負担がかかっているはずです。
 非常に多くの日本人が苦しめられている「肩こり」ですが、実は外国人にはほとんどないそうです。これは何故なのか・・・。考えてみれば外国人だって我々と同じ人間。頭の大きさは変わらないですし、外国にも肉体に負担のかかる仕事はあるでしょう。姿勢の悪い人もいれば運動不足の人もいます。ショルダーバッグもあります。それなのに、何故日本人だけが「肩こり」に悩むのでしょうか。
 答えは日本独自の文化にあります。外国人であっても、日本に長く住んでいる方は「肩こり」を起こすらしいです。長く住むということは、それだけ日本的習慣に馴染むこと。「肩こり」を引き起こす日本的習慣の1つは「うなずき」です。日本人はとにかくよくうなずきます。これには相手に同調している素振りを伝えたいという潜在意識があります。試しに外国人のスポーツ選手や俳優のインタビュー映像を注意して見てみてください。インタビュアー、もしくは通訳の質問が終わるまで頭をあまり動かさず、傾聴している時間が長いはずです。逆に日本人のスポーツ選手だと、例えば―――「今日の試合(うん)、調整不足が噂されていましたが(うん)、見事な試合運びでした(うんうん)、試合中はどんなお気持ちでしたか?(うん)」「えー・・・」という感じで、インタビュアーの言葉の区切り1つ1つにうなずくケースも多々あります。日本人は人の話を聞いているとき、1時間に80回もうなずいている、というデータもあります。
 更に日本人には、人と目を合わせることを避ける文化(目線が下→首・肩に負担)や、頻繁に会釈やお辞儀をする文化、があります。「肩こり」は日本文化の象徴だ!と思えばその辛さも多少は楽に・・・なりませんね。(N)

2:「アタマの体操・シケパ(脳トレ編)」
人間、読み書き算盤が肝心。脳を活性化しアンチエイジングに最適です。お役立て下さい。
【問題】
①(?)に入る数字は?
②下の3つの四字熟語、間違いを正してください
③並べ変えて四字熟語を6個、作ってください

3:ハナタネ寄席
★中学のとき、いじめられてた奴が体育館シューズを隠されて困っていたので「俺の貸してやるよ」と言ったら「いや、汚いからいい」と予想外の返事が返ってきてやるせない気持ちになった。
4:復活!さらりーまん川柳(第一生命より)
「立ち上がり 目的忘れ また座る」
「このオレに あたたかいのは 便座だけ」

5: 
前回の答え
①ターミネーター・一朝一夕
②I Love You
③大同小異・行方不明・本家本元・紳士協定