はなしのたね。2015.vol.05
1:「ヤマトの怒り」のはなし。
 ヤマト運輸のサービスの1つ、クロネコメール便が2015年3月末をもって廃止となります。メール便とは、書類やカタログなど郵便法上の「信書」に当たらない軽量な荷物を低料金で運ぶサービス。平成9年にヤマト運輸が始めたクロネコメール便が、メール便の元祖です。
  【郵便で送ることは許されても、メール便で送ると罪に問われ、罰せられる書類があります。『手紙』です】――― これはヤマト運輸が顧客に向け発表した「重要なお知らせ」の書き出し部分です。現行の郵便法では、手紙などの信書をメール便で送ると刑事罰が科せられることを知らせています。これが、ヤマト運輸がメール便を廃止する理由です。利用した顧客が郵便法違反で書類送検や事情聴取を受けたケースが実際にあったことも紹介しています。続けてヤマト運輸は「『信書』はメール便で送ることができません。しかし、何が信書かは曖昧で分かりにくいものとなっています」「管轄する総務省の窓口に問い合わせても、その書類が信書なのかどうか即答できない事例が多発しています」などと指摘をしています。
 大企業の広報文とは思えない、国や法律に対する強い批判を感じる内容です。そもそもなぜ信書、いわゆる手紙を、メール便で送ることが法に触れるのか?答えは簡単、「日本郵政の既得権益だから」です。郵便事業は日本郵政の独占事業。安い値段でそのテリトリーを侵されては堪らん、というだけのことです。信書の定義が曖昧なのも、ライバルの参入を防ぐためにわざと内容に含みを持たせ、法律違反に問う幅を広げているだけ。消費者からすれば、安くて良いサービスなら請け負うのはどこであろうと構わないはずです。
 もともとヤマト運輸は、民間企業として初の個人向け小口配送事業「宅急便」を昭和51年に開始するなど、旧運輸省や旧郵政省と激しいバトルを繰り広げながら成長してきた企業です。「官」vs「民」の構図とも言える今回の攻防。強大な敵に挑む「ヤマト魂」の今後に期待をしたいところです。そしていつか日本郵政という名のガミラス帝国をギャフンと言わせてほしいです。(宇宙戦艦ヤマトに詳しくない方すみません・・・)(N)

2:「アタマの体操・シケパ(脳トレ編)」
人間、読み書き算盤が肝心。脳を活性化しアンチエイジングに最適です。お役立て下さい。
【問題】
①これ、1~3のうちどれを表している?
②この創作漢字、何と読む?
③バラバラになった四文字の言葉は何でしょう?

3:ハナタネ寄席
★大学生のころ、免許とりたての友人(女子)に「ハイオクって満タンって意味だから」、と嘘を教えた。もちろん彼女はその後ガソリンスタンドでこう言った。「レギュラーハイオクで!」
4:今週の気になる数字
【22.5%】
「男女2人きりで会うこと」が浮気だと思う人の割合。22.5%もの人が「2人きりで会ったら、もう浮気」と判断するようです。どこからが浮気か?というのは男女間の永遠のテーマですが、これはいくらなんでも厳しすぎやしませんかねぇ・・・。厳しくないですか、そうですか・・・。

5: 
前回の答え
①24(1の位置)
②子→四・行→功・多→他
③大名行列・一家団欒・賛否両論・雨天決行・新進気鋭