はなしのたね。2015.vol.11
1:「不発弾」のはなし。
 3月16日、大阪市浪速区内で不発弾1発が見つかりました。マンション建設中の工事現場で見つかったこの不発弾は米国製2,000ポンド(1トン)爆弾とのことで、これはかなりの大型爆弾。処理には陸上自衛隊の不発弾処理隊が出動、作業が完了するまで発見場所から半径300mの範囲は立ち入り禁止区域になりました。
 大阪市内には戦時中、「アジア最大級の軍事工場」と言われた旧陸軍の「大阪砲兵工廠(おおさかほうへいこうしょう)」があり、米軍は終戦前日に1トン爆弾843個をその周囲に投下したという記録が残っています。そのときの不発弾の多くが未だに見つかっておらず、今回の爆弾もその不発弾のうちの1つと思われます。
 国の発表によれば、今でも毎年およそ1,500発もの不発弾処理が行われていると言います。処理を行っている不発弾処理隊は、部隊発足以来40年間にわたり無事故でその処理を完遂してきています。ニュースや報道などでは淡々と処理された事実だけが報じられますが、実際に処理をする側はまさに命懸け。不発弾というのは既に安全装置が外れているため、ちょっとした衝撃でいつでも爆発し得る状態にあるのです。失敗の許されない重要な任務を果たしてくれている自衛隊の皆さんには本当に感謝しなければいけません。今までの処理件数は実に3万4,500件に上ると言われます。言い方を変えれば、これまで3万発以上の不発弾が、日本には眠っていたということです。そしてそれはまだ・・・。
 戦後70年、戦争の実体験者がどんどん少なくなり、その風化が問題視され始めています。日本で最も不発弾の発見が多い沖縄では、現在でも毎週県内のどこかで不発弾処理が行われています。1974年には那覇市で園児4人を含む38人が死傷するなど、不発弾による人身事故も起きています。日本には今なお、約2,300トンの不発弾が埋没していると言われています。その完全処理には、まだこれから70~80年かかるとか。あの悲惨な戦争が残した爪痕は、簡単に消えることはないのです。(N)

2:「アタマの体操・シケパ(脳トレ編)」
 人間、読み書き算盤が肝心。脳を活性化しアンチエイジングに最適です。お役立て下さい。
【問題】
①下の「福」という字は、「しあわせ」という4文字で作られています。
では、下の「春」はどんな言葉で作られている?
②下の漢字を並べ替えて、四字熟語を6つ作ってください

3:ハナタネ寄席
★「恋はするものじゃなくて落ちるものよ!」  「へぇ~、じゃあ地獄と一緒なんだね」
★「過去と他人は変えられない。でも・・・?」  「ココ壱のライスの量と辛さは変えられる」

4:今週の気になる数字
【69.9%】
スタンプカードに対し「貯める難易度が高すぎる」と感じたことがある人の割合。実に7割の人が、難易度に対して不満を抱いています。お店側がどんな分析に基づいて設定しているのかは分かりませんが、スタンプカードの存在自体が嫌いな人(私など)にとっては、逆効果にすらなるんです。デキる男は、財布の中のスペースは限られています。何故かって?そりゃあ、お気に入りのキャバクラ嬢の名刺とかは大事に・・・ってあれ?

5: 
前回の答え
①井上(イの上)さんと木下(キの下)
②に(日月火水木金土が逆さに)
③和気藹々・敵前逃亡・三位一体・古今東西