はなしのたね。2015.vol.22
1:「HB」のはなし。
 2歳の娘がよくお絵かきをして遊んでいるのですが、色鉛筆やクレヨンなどがすぐダメになってしまいます。使ってなくなってしまうのではなく、筆圧が強過ぎてバキバキに折れてしまうのです。筆圧と言っても手で握って力任せに書き殴っているだけなので当然ですが・・・。
 「HB」と聞くと多くの方が鉛筆を思い出すでしょう。大人になるとめっきり使わなくなる鉛筆ですが、小学校・中学校までは鉛筆、しかも「HB」の鉛筆を使っていたんではないかと思います。このアルファベット表記はご存知の通り鉛筆の濃さを表しています。Hが薄くBが濃い、その段階はメーカーごとに様々ですが、10Hや10Bなんてものもあります。一般的に多く使われるのはやはり中間辺りのHBだったのですが、今この状況に変化が起きています。
 何と小学校でHBの鉛筆の使用を禁止しているところがあります。理由は「文字が見えないから」。テストの答案など、文字が薄くて見えないケースが頻発しているというのです。文字が薄くなるのは冒頭でも出た筆圧の問題。現代の子ども達はどんどん筆圧が弱くなっているのです。
 その原因はゲームやスマホだと言われています。タッチパネルが当たり前になった昨今、指先で打ち込む動作に慣れすぎて、手や指全体の力をうまく使うことができなくなっていると言うのです。それが字を書くときにも影響し、バランスよく力を入れることができないのです。全国で「あ」と「お」の判別がつかないほど筆圧の弱い子どもも急増しているとか・・・。
 そんな背景もあって、売り場からHBの鉛筆は姿を消しています。1990年代にはシェアの実に50%近くがHBであったのが、2014年には2Bが主流となっています。子どもの筋力低下も深刻な問題で、10人に1人は関節・筋肉の運動機能に異常があるとも言われています。このままでは親が子どもを介護する時代がやってきてしまうかもしれません。我が家の娘は筆圧を見る限り今のところ大丈夫そうですが、女の子なのであまりパワフルに育ちすぎてもそれはそれで不憫です。(N)

2:「アタマの体操・シケパ(脳トレ編)」
人間、読み書き算盤が肝心。脳を活性化しアンチエイジングに最適です。お役立て下さい。
【問題】
①4つと共通する言葉はどれ?
②「?」に入るカタカナは?
③並べ替えて四字熟語を4つ作ってください

3:ハナタネ寄席
★仕事はこの世で最高のものだ。だから少しは明日にとっておいて、今日はもう帰ろう。
4:宣伝 !!ツイッター、更新中 !!
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5: 
前回の答え
①A(ONOMIMONO)
②一石二鳥・三寒四温・五臓六腑・七転八倒
③りらっくす