はなしのたね。2015.vol.29
1:「考えるスケール」のはなし。
次のような事実があります。
①地球の自転速度(赤道)       464m/秒 マッハ1.4
②月の(地球を回る)公転速度     1023m/秒 マッハ3
③地球の(太陽を回る)公転速度   29790m/秒 マッハ89
④太陽系の公転速度         220000m/秒 マッハ641
これだけ見るとものすごい速度で天体は動いています。今こうしている1秒間に、天体上のあなたの位置はめまぐるしく動いたことになります。もちろんまったく実感はありません。ですがこの数字、考えるスケールを変えると、いかにちっぽけな数字かが分かります。地球を直径1mの球とします
①地球の自転速度―――地球の直径は12,800km。1日かけて1回転していますが、地球を直径1mの球とすると、赤道で時速13cmで回転していることになります。13mじゃありません、13cmです。
②月の公転速度―――月は地球から38万kmのところを27.3日かけて1周しています。地球を1mの球とすると、30m離れたところを時速29cmで回っていることになります。
③地球の公転速度―――地球は、距離が14,960万km離れた太陽の周りを、1年かけて1周しています。地球を1mの球とすると、12km離れた太陽の周りを時速9mで回っていることになります。公転速度も実にゆっくりですし、太陽までは相当遠いのもお分かりいただけると思います。
④太陽系の公転速度―――太陽は直径1,392,000kmあり、太陽系は秒速220kmで銀河の中を移動しています。
天体スケールで見ると、移動はいずれも速い!
そして驚くべき数字は「光の速さ」です。光の速さは秒速30万km。「光速」と聞くと想像を絶する速さに聞こえますが、太陽を横切るのに4.6秒もかかります。
我々人類が「目にも見えない」光速も、宇宙レベルで見たら低レベルもいいところ。
このように、考えるスケールを変えるとモノゴトの見え方が変わります。・・・と、格好よくまとめたつもりでしたが、結局は「宇宙、広っ!」「宇宙、怖っ!」ということが言いたいだけでした。(N)

2:「アタマの体操・シケパ(脳トレ編)」
 人間、読み書き算盤が肝心。脳を活性化しアンチエイジングに最適です。お役立て下さい。

【問題】
①?に入るアルファベットは何?
②下の関係が成り立つよう、A~Dに数字を入れてください
③下の「大阪」、どんな言葉でできている?

3:ハナタネ寄席
★小説好きな友人Tが自ら書いた渾身のミステリー小説「ファラオの呪い」。漢字を間違え「ファラオの祝い」になっていた。
4:心理学テクニック講座
~心理学を利用してあんなことやこんなこと <悪用禁止>~


【イエス誘導法】
相手が「イエス」と言ってしまう質問を繰り返すことで同意させてしまう方法。イエスと言わされ続けていると「この人とはものすごく話が合うな」と思ってしまい、最終的に肝心な提案をされたときもつい「イエス」と言ってしまう。

5: 
前回の答え
①かねへん(鉄鋼)・かいへん(賄賂)
②D(車のシフトレバー)
③すずしい