はなしのたね。2016.vol.16 |
1:「欺瞞」のはなし。~前編~ |
読めないタイトルでごめんなさい。自分も読めず、インターネットで調べました。「欺瞞」=「ぎまん」と読みます。意味は「人の目をごまかし、だますこと」。要は嘘をつくことで、全然いい意味の言葉ではありません。 人は生まれてから死ぬまでに、1度も嘘をつかないということはあり得ません。デートの待ち合わせで待たされても、「待った?」と聞かれたら「ううん、自分も今来たところ」と答える―――これも「優しい」嘘です。では人は一体何歳から嘘をつくようになるのか。これは意外と明確な答えが出ています。人は3歳ぐらいから嘘をつくようになります。①子どもが興味を示すようなオモチャを部屋に置く ②「そのオモチャに触ってはいけない」と言い聞かせて部屋に子どもを1人残す ③しばらくしてから部屋に戻り、オモチャに触っていないか尋ねる と、いう実験を3歳前後の子どもに対して行ったところ、88%の子どもがオモチャに触りました。まあこれは子どもなので当然でしょう。問題はその後。「オモチャに触っていないかどうか」を尋ねたところ、触ったのを認めたのは30%程度で、残りの70%は「触っていない」と嘘をつくという結果になりました。 「純粋で天使のような存在」であるはずの子どもは、わずか3歳にして人を欺くことを覚えるのです。もう人間のDNAの中には、「嘘をつく」システムが予め組み込まれていると言っても過言ではないでしょう。嘘をつくのはとても高度な心理が必要とされます。まずは自分と他人の思考の違いを認識しなければいけません。相手はこう考えているだろう(先ほどの実験なら、相手は触っていないと思っているだろう)、でも自分の行動は相手の思考とは違っている、けれど本当のことを言ったら自分にマイナスな結果が生まれるであろう、だから事実に反したことを言おう、という複雑な心理の流れを瞬時に頭の中で弾き出し、自分が損をしない言葉をチョイスして口に出す、これを人間の子どもは3歳にしてやってのけるのです。あぁ、恐ろしや恐ろしや。 いい服を着てオシャレをしたり、異性を好きになったりすることの方が、よっぽど単純で明快な思考のはずです。でもそれよりも人は「欺瞞」を先に覚えるのです。人間ってブラックな生き物なんだなぁというイメージを残して、この話は後編に続きます。(N) |
2:「アタマの体操・シケパ(脳トレ編)」 |
人間、読み書き算盤が肝心。脳を活性化しアンチエイジングに最適です。お役立て下さい。 【問題】 ①下に並ぶ体の部分を表す漢字の中で、一番大きいものはどれ? ②「?」に入る平仮名は? ③マッチ棒でできた式、1本動かして、式を完成させてください | |||
3:ハナタネ寄席 |
★ある料理店で中国産のネギを「九条ネギ」と偽装して表示をしていたことが発覚しクレームになった。これがほんとの「苦情ネギ」。 ★「政治家の生命力ってゴキブリ並だよねー」 「コソコソ逃げまわってしぶといところが似てるってこと?」 「いや、新聞で叩けば死ぬところ」 |
4: |
前回の答え ①N(K=訓読み、O=音読み、E=英語、で春夏秋冬、「?」は夏なのでNATSU) ②少(合体させると時・分・秒) ③60÷2+41=71> |