はなしのたね。2016.vol.18
1:「パリで駅弁・・・からの三角食べ」のはなし。
 昨年12月から今年の1月にかけて、フランス・パリのリヨン駅で日本の駅弁が販売されました。フランスと言えば高級なフランス料理のイメージそのままに、美食の国として有名。オシャレでハイソサエティなパリっ子たちに、果たして日本の駅弁は受け入れられたのでしょうか。
 販売された弁当は5種類。代表的な献立の弁当に、助六やおにぎり弁当もあったようです。フランスでは長距離列車の場合、食堂車が付いている場合が多く、座席で食べるのはせいぜいサンドイッチなどの軽食のみ。駅弁の文化がないことに加え、日本とフランスの食べ方の違いも大きな問題です。フランス人はご飯とおかずを口の中で合わせて食べる習慣がありません。現地の日本食レストランでは、どんぶりのおかず部分だけを食べて、下のご飯が残っていることもしばしばあるそうです。一品ずつ食べるフランス人にとっては、白飯すらも一つの料理と捉えられてしまうため、今回の駅弁ではご飯部分をちらし寿司にしたり、炊き込みご飯にしたりといった工夫がされたんだとか。
 それにしても、ご飯とおかずを一緒に食べないなんて、どこが美食国家だ!と憤りたくなります。味噌汁とご飯、納豆とご飯、唐揚げとご飯、焼肉とご飯・・・黄金の組合せは枚挙に暇がありません。その素晴らしさを分からずして何がミシュランガイドだ!といつも思いますが、我々が無意識にやっているこの食べ方を、欧米人がすることはありません。それもできないフランス人が日本食を食べて偉そうに「う~ん、星1つ」とかやってんじゃねえぞ!といつも思いますが(もういいって)、このご飯、主菜、副菜を順番に食べていく食べ方を「三角食べ」と言います。逆に欧米のように、一つ一つの品を食べていく食べ方が「ばっかり食べ」です。
 三角食べには様々なメリットがあります。色々な品を順番に均等に食べることができるので、栄養を満遍なく摂取することができます。また、特定の品ばかり食べて空腹感が低下し他のものが食べられなくなるという偏食傾向も回避できます。そして口の中で料理を混ぜ合わせることによって、味付けを口内で調節する「口中調味」ができるようになります。口中調味を行うことで、味の深みや幅を広げることができ、味覚も養われます。味覚が養われるとしっかりと料理を味わうことができ、口の中で十分な咀嚼がされ、胃の消化を助けるだけでなく脳の活性化にも繋がるのです。まさに「三角食べ」はいい事づくめなのです。
 おい!フランス人よ、駅弁でちゃんと三角食べを学んでこい!話はそれからだ!(N)

2:「アタマの体操・シケパ(脳トレ編)」
人間、読み書き算盤が肝心。脳を活性化しアンチエイジングに最適です。お役立て下さい。

【問題】
①「?」に入る平仮名は?
②「?」に入る漢字は?
③マッチ棒でできた式、1本動かして、式を完成させてください

3:ハナタネ寄席
★コンビニでガリガリ君だけを買ってレジで「袋いりません」と言ったら、店員さんが不思議そうな顔をして、ガリガリ君を袋から出して中身だけ渡してくれた。
4:心理学テクニック講座
~心理学を利用してあんなことやこんなこと <悪用禁止>~

【事前謝礼法】
人に何か頼み事があり、結果的に謝礼を渡す必要がある場合は、先にしてしまう方が成功率が高い。
×「今後ご飯おごるからさ、僕のお願い聞いてよ」 「え~(そんなの信用できるかよ)」
○「さて、満腹になったところで聞いてほしいお願いがあるんだけど」 「ん?なになに?」

5: 
前回の答え
①今日(今+明日-日-月)
②ノースリーブ(ノー3ぶ)
③96-58=38