はなしのたね。2016.vol.28
1:「556」のはなし。
 自慢じゃありませんが、私は物を大切にします。大切を通り越して「酷使」する、とまで言ってもいいかもしれません。特に、身に着ける物や携帯する物に関しては非常に厳しいです。パンツなどはヨレヨレになるまで履きます。嫁が「いい加減、捨てたら?」と言ってきてからが勝負です(何の?)。先日、誕生日を迎えた私に嫁が「財布がだいぶ傷んできてるみたいだし、プレゼントしようか」と言ってくれました。その気持ちはと~っても嬉しいのですが、私には今の財布が傷んでいるとは到底思えません。別に穴が開いているわけでもなく、お金が入らないわけでもなく。入れるお金がないという意味では、確かにお金は入りませんが・・・。
 そんな私に打って付けの商品があります。つい先日、気に入っている服のファスナーが固くなりました。そのうちファスナーが壊れて着られなくなるなぁ~と心配になったので、試しにサビ落としでよく使う『クレ5-56』(浸透潤滑剤)を吹き付けてみました。すると、ウソのように滑らかになったのです。これには感激しました。『クレ5-56』は色んな場面で重宝します。まずは定番の、①「ドアのギーギー音」対策。さらには、②「固くなった鍵穴」対策(これも効果抜群!)。そして今回知った、③「固くなったファスナー」対策。服の場合はファスナーが壊れないまでも、動きが固くなって生地そのものを傷めてしまうことはよくあります。世の中、ファスナーがあるものは多いです。服、財布、カバン・・・おぉ、まさにこれらを酷使するためには絶対必要じゃありませんか!
 ところで「5-56」って何の数字なのでしょう?『クレ 5-56』はその名の通り「呉工業」が製造販売している浸透潤滑剤であります。ですが、実は5-56は呉工業の商品ではなく、提携しているアメリカの自動車関係および生活関連用品のメーカー「CRCインダストリー」の商品です。呉工業は1962年10月に導入しました。ということで、「5-56」はアメリカの本家に由来します。それはズバリ、「住所」なのだそうです。製造元のCRCインダストリー社がスプレー式の潤滑剤を発売するにあたって、その当時の会社の所在地「1-16番地」を取って、「CRC1-16」と名づけたのが名前のはじまりなのだそう。それ以来新製品が出るたびに2-26、3-36、4-46と数字が増え、そして本日の主役「5番目の製品」5-56が日本に輸入され、大ブレイクしたというわけです。
 そんな高性能な5-56。新製品となるであろう6-66は、ゾロ目の記念として「人間関係の潤滑剤」を作って欲しいものです。それがあれば、メンバー同士の仲違いで解散してしまう、あの国民的グループを救えるかもしれませんよ。(N)

2:「アタマの体操・シケパ(脳トレ編)」
人間、読み書き算盤が肝心。脳を活性化しアンチエイジングに最適です。お役立て下さい。

【問題】
①■に入る漢字は何?
②一位に輝いたのは?
③これ、何と読む?

3:ハナタネ寄席
★話題の映画、「シン・ゴジラ」を友人と観に行った。観ている最中、友人に尋ねられた。「なぁ、この映画って他の怪獣は出てこないのか?ラモスとか」―――出てくるとしたらモスラです。ラモスは出ません。