はなしのたね。2016.vol.35
1:「コンビニトイレ問題」のはなし。
 「コンビニでトイレだけ借りて何も買わずに出る」――― この行為には賛否両論が存在します。おそらく10年後も50年後も、コンビニという業態が存在する限り永遠のテーマになるのではないでしょうか。そもそもコンビニができた当初、トイレはバックヤードに設置されていてお客さんが気軽に入れる設計になっていませんでした。「トイレをご利用の方は従業員まで一声おかけください」という張り紙は、当時の名残です。
 かつての物販店には、従業員用のトイレはあってもお客さんに貸すという習慣はありませんでした。それはもちろん会計前に商品をトイレに持ち込ませないという防犯上の理由もありましたが、それよりも「お客さんの滞在時間」がポイントでした。飲食店には昔から、お客さん用のトイレがあります。食事をしたり飲み物を飲んだりすれば、用を足したくなるのは当然です。ただ、それだけでなく、トイレを設置するとこういう展開も期待できることになります。「はぁ~、トイレに行ってスッキリした。もう一杯ぐらいビールを飲むか・・・」デパートなどの大型商業施設にも昔からトイレがあるのは、滞在時間が長いからです。そしてトイレを設置することで滞在時間をより長くでき、更なる売上アップが見込めるからなのです。
 対してコンビニはどうでしょう?パンとコーヒーを買うだけ、弁当とお茶を買うだけ、タバコとお菓子を買うだけ、といったお客さんが多いので、滞在時間は非常に短いです。コンビニ各社は「お客さんは必要なものだけちょっと買ってすぐに帰るから店内にトイレは不要だ」と決めつけていたのです。ところが!先述のように滞在時間を長くすることができれば売上げが上がるのでは?ということが指摘され、コンビニは慌ててトイレの整備を始めます。しかしコトはそんなに単純ではありません。トイレを設置したらしたで、管理・整備に時間や費用がかかったり、酔っ払った客が占拠したり汚したり・・・。いまやほとんどのコンビニにトイレがありますが、「できれば利用してほしくない」と思っているオーナーも少なくないと言います。
 では、それでもコンビニがトイレ無し!もしくは使用禁止!にしないのはなぜか。それが冒頭の「コンビニでトイレだけ借りて何も買わずに出る」ことに抵抗がある人たちの存在です。そういう方は意外と多く、トイレを借りた「ついで」に何か買っていこうか、という「ついで買い」のお客さんは馬鹿になりません。トイレの使用マナーが悪い人はたくさんいます。設置してあるトイレットペーパーを持って帰る人、保温便座のコンセントを抜いてスマホの充電をする人、成人雑誌を持ち込む人、買い物済みのモノをトイレで飲食する人、等々。そういう迷惑客の存在に目をつぶってでも、トイレを設置する意味があるのか・・・コンビニオーナーの葛藤は続きます。これはどれだけ踏ん張っても「スッキリ」できない部分でしょう。(N)

2:「アタマの体操・シケパ(脳トレ編)」
 人間、読み書き算盤が肝心。脳を活性化しアンチエイジングに最適です。お役立て下さい。

【問題】
①お宝は何の中?
②これ、何と読む?
③これ、何と読む?

3:ハナタネ寄席
★駅の自販機でコーヒーを買ったら何故かオロナミンCが出てきて、もう一回買ってもまたオロナミンCが出てきたので、2本を持って駅員室に行き「あの、これ・・・」と言ったらそこにいた駅員さん2人がすごい笑顔になったので「いつもお疲れ様です」と言って渡してきてしまった。
4: 
前回の答え
①広末涼子
②3(カタカナから点の数を引く)
③すばらしい