はなしのたね。2017.vol.21
1:「DKYな記事」のはなし。~前編~
 インターネット上のニュースを見ていてこんな感じの記事を目にしたことはないでしょうか?
『大物ミュージシャンの○○がニューアルバムの発売と同時にインスタグラムでプライベートショットを公開。今までにない大胆なショットでファンを魅了した。○○のファンからはtwitter上で「美脚すぎ~」、「アルバム待ってました!写真もセクシー!」、「○○さんの新たな一面発見」など称賛の声が相次いだ。逆に「年齢考えろ!「、「新曲待たせすぎ」といった声も上がっており話題となっている。○○は7月から全国ツアーがスタートする』―――これが俗に言うDKYな記事。と言っても私が勝手に名づけたんですが・・・。
 DKYはD「誰でも」、K「書ける」、Y「やん」の頭文字を取ったものです。別にYいらんやん!というツッコミはこの際 無視します。要は誰でも書ける「コピペ記事」。私はこの手の記事がYahoo!ニュースなど沢山の方が目にする場に平然とアップされることに納得がいきません。だって誰でも書けるから。
 ○○がニューアルバム出しました~、んでtwitter上でこんなつぶやきがありました~、○○の今後の予定はこうで~す―――いや酷い!ほんとに誰でも書けるやん!これでお金もらえるのか?取材をしたわけでもなく独自の視点が入っているわけでもない。パソコンの前に座ってただ事実を並べて書いただけ。いや待て、事実かどうかも怪しい。アルバムとツアーは事実としても、twitter上で本当にそんなつぶやきがあったかどうかなんて分かったもんじゃありません。いくらでも捏造可能。つぶやきが事実だとしても、その内容が特に深い意味を持つわけでもなくウィットに飛んでいるわけでもない。一体誰に向けられた記事なのか、訴えたいことは何なのか、何にも見えてきません。こんな記事ばっかりでは、若い子たちに「もっと世間の情報やニュースに目を向けなさい」なんて言えません。そのニュース自体が、一般人と同程度の情報量しかないのですから。
 そして何よりも許せないのは文章として「まったく面白くないこと」。次から次へ溢れ出る情報、記事、ニュース。その中でどれか真実でどれが重要なのかを我々読み手は判断しなければいけない・・・なんてことは既に散々言われています。が、「その記事が真実なのかどうか」はもちろん重要ですが、「読んでて楽しい内容かどうか」もとても大事な要素ではないでしょうか。文章を読んでもらうということは、書き手は読み手の方の貴重な時間を頂戴するということです。ならば読む方がそれで少しでも笑ったり驚いたり勉強になったり、何かプラスになるようにする義務が、書き手にはあると思います。DKY記事からはそういう「もてなしの心」がまったく感じられません。なので私はDKY記事がD(大)K(嫌い)Y(やねん!)なのです。やっぱりYはいらんな!―――ということで、私の個人的感想ばかりの内容になってしまったのでこの話、続きます。なぜDKYな記事がこんなにも世にはびこるのか、その辺りを掘り下げます。(N)

2:「アタマの体操・シケパ(脳トレ編)」
~脳を活性化しアンチエイジングに最適です。お役立て下さい。~

【問題】
①「?」に入るアルファベットは?
②「?」に入る言葉は何?
③この創作漢字、何と読む?

3:ハナタネ寄席
★A「なぁ、『五月蝿い』ってどう読むんだ?」 B「うるさい」 A「何だよ、そんなこと言わずに教えてくれたっていいじゃねえかよ」 B「だからうるさいって言ってるだろ!」 A「怒るなよ。お前がうるさいよ。」
4: 
前回の答え
①7(かな入力で「し」「ち」)
②水(H to O(H2O))
③できちゃった婚