川田ブランド野菜に見た「プロの考え方」

先日『ソロモン流』という番組で取り上げられた川田 修氏。

川田農園代表の川田 修氏は41歳。紹介された昔の写真はまさに「ヤンキー」。
今の仕事に就く前にはトラックの運転手をされていたそうで、とてもじゃないですが
繊細な農業の仕事には向かない雰囲気。

ですが、彼の作る野菜は今や一流シェフが絶賛するブランド野菜。
番組ではその秘訣として様々な内容が紹介されていました。が、その中で大変
心に残る一言がありました。

それは自社で特別にブレンドした肥料を撒いている映像の時。

「僕はこの肥料で野菜に『味付け』しているんです。」

もちろんそれらの野菜は調理時に一流のシェフによって一流の味付けがされます。
しかし、後からでは絶対に出せない、自分にしか付けられない『味』・・・
それに最大の自信と誇りを持って仕事をする・・・
まさにプロとしての考え方であると感じました。

我々が普段行っている仕事は、誰がやっても同じ内容になっていないか?
自分が今日した仕事に、どれだけ自分の『味付け』ができただろうか?
そんなことを思わされた一言でした。(N)