ゴルフ業界の2015年問題

こんにちは、営業3Gの(N)です。
もうすぐ2014年も終わり。来るべき2015年にはこんなことが危惧されています。

以下、記事より抜粋
「ゴルフ業界の2015年問題」というのを知っているだろうか。
これは、2015年あたりにゴルフ需要の長期減少が顕在化するというものだ。具体的には、少子高齢化によってゴルフ対象人口が減少するとともに、ゴルフを実際に行う参加率も落ちる、さらにライト・ゴルファー(たまにゴルフを行う者)の減少も重なる。
ある試算によると、2016年には11年に比して、ゴルフ人口は17%減、ゴルフ施設入場者数10%減という数字が出ている。

その結果、ゴルフ需要に対して施設の供給過多になり、「余剰ゴルフ場」が発生すると見られる。有体に言えば、閉鎖するゴルフコースが増えるということだ。すでに経営が困難になっているゴルフ場は潜在的にかなりの数になる模様で、それらの閉鎖やホール減が相次いでいる。
現在のコース数は、じわじわ減っているが、2400あまり。しかし潜在的にはまだ500コースくらい余っているのではないかという声もある。つまり5分の1以上が、今後消えるかもしれないのである。

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ゴルフをやる方にとっては寂しい話です。さらにゴルフをやらない方にとっても影響があると言われています。
それはズバリ「自然破壊」。 ―――え?ゴルフ場を造ることが最大の自然破壊で、それがなくなることは自然にとって良いことでしょ?と思われるかもしれませんが違います。

ゴルフ場は、ちゃんと人の管理が行き届いた「里山」として、たくさんの動植物の生息地となっています。
グリーンやティグランド、それにフェアウェイの芝生は短く刈り込まれますが、ラフは比較的長く生やし雑草も許容された草原環境。森林でも適度に剪定が行われます。
また小川や池も配置され、バンカーという砂地まで設けられています。多種多様な生物が住む環境としてはこれ以上ないレベルなのです。

そしてゴルフ場はもともと残置森林などの確保が義務づけられていて、面積の5~6割は森林なのです。しかも囲い込まれることで宅地化や工場用地、道路などの建設といった野放図な開発からも守られます。逆説的ですが、ゴルフ場であるからこそ守られている自然というのが非常に多くあるということです。

閉鎖されたゴルフ場は今のところそのまま放置されてしまうのが運命。人の手が入らなければ当然その環境は悪化し、そこに住む生物たちも命を失うことになります。

だからと言って今までゴルフをしていなかった人が、急に明日からゴルフ場でプレーするわけにもいきません。
余剰ゴルフ場の転用は、公園化、牧場化、墓地化などが提案されたり、また草地化によってバイオマスエネルギー基地にする構想も出ています。
最近は、ソーラーパネルを設置してメガソーラー発電を行う計画が各所で進み、すでに完成したところもあると言います。

それでも生物たちの住み処としての機能は失われる可能性が高く、経営を諦めるにしても、その後の行く末を十分に検討してから、決断してほしいと思います。